2006年に劇場公開された細田守監督作品。
今週末「未来のミライ」が公開されるので今晩、細田作品の一つ「時をかける少女」が放映されます。
もう12年も前の作品であり何度も地上波で放映されていますが、今見ても古さを感じさせない作品です。
今でも何ヶ所も考察されるポイントがあり、人それぞれいろんな解釈もあり深く考えさせてくれます。
個人的には「サマーウォーズ」より好きな作品です。
その中の一つのラストシーンの2人の会話から少しだけ私の見解を述べたいと思います。
※もし観たことない人がいたら今晩の放送の後に見てください。
サラッとあらすじ
ごくごく普通の高校生・紺野真琴。
ある日、理科実験室で転倒し
タイムリープ出来る力を持ってしまう‥
その力を自分の些細な幸せのために使う真琴。
友人の間宮千昭が
自分のことを好きだと告白したことも
無かったことにしてしまい、
自分の都合のいいように事を運んでしまう。
それが思わぬ悲劇を呼ぶことに‥
かなり飛びますが‥
この会話を考える
まず単純に考えると待っている千昭。
走っていくと言った真琴、時をかける事は出来ないので時間はかかるけど走ってでも行くよ。と健気な彼女の言葉とも取れる。
しかし
千昭は未来から来ているので普通に考えて会う事は不可能である。
まして千昭のいた未来は現代とは比べものにならないくらい変わっている‥その事は真琴も分かっていて容易ではない事が分かっているはず。
そこでポイントになるのは「絵画。」
この絵が何なのかも分からずこれにも興味を惹かれます。
千昭はわざわざこの時代まで来て見たかった絵画。
それを未来に残すために真琴は行動するという考え方が出来る。
この絵を保管しているのは真琴のおばさんであり彼女もまたタイムリープ経験者で真琴のよき理解者。
真琴はやりたい事が見つかったとも言っていて(明確には言っていないが‥)それに向けて走っていくという考え方ができなくもない。
まとめ
結構前の作品ですし、いろんな人がいろんな考え方を持っていていい作品だと思います。
他にもたくさん考えさせられる箇所があり、何度も見たくなりますね。