10話、視聴完了です。
今回もなかなか考えさせられるテーマでした。
こういう話に踏み込むのところが、この作品のいいところですね。
作中ではキレイに終わっていて、見ていて感動してしまいましたが、実社会で自分に降りかかった話だったらどうするのだろうか‥
被害者と加害者
マコトに依頼したのは被害者の妹。
兄は強盗事件の被害者。
ケガを負わされ、仕事が出来ずに飲食店を辞めている‥将来は兄妹で飲食店を出すために頑張っていた。
その夢を絶たれたので加害者にもケガをさせたいとの話。
兄は冷静で人格者に思えましたが、偶然にも街で加害者を見つけた時は冷静ではいられませんでした。
当然、突然に見ず知らずの男に自分の描いていた‥人生を奪われていますし‥
加害者は事件当時17歳。
気の弱そうな見た目です。
7ヶ月ほどの刑‥この事件の被害金額は3000円でした。
彼は幼少期からイジメにあっていて、この事件もイジメている人間達に金を請求され、暴力にあいたくないため‥起こしている。
この事件で制裁を受けたのは彼だけで、イジメていた側は注意程度‥
出所した後もイジメられていました。
負のスパイラルとしか言いようがない‥
何でしょうね‥
世の中は理不尽というか‥加害者も実は被害者であるという話。
被害者からすれば、そんな事は関係ないと思える。
加害者の家庭環境もあったりするが、被害者だって大変な家庭環境にいた。
実社会において、モブキャラなんていなくて、みんな、それぞれが一生懸命に生きているんですよね。
3000円‥額の問題ではありませんけど、3000円のために未来が消えた被害者、3000円のために刑を受けた加害者‥
ストーリー的には加害者と被害者が話し合って、納得をしたという展開。
イジメられていた加害者はタカシの力により、イジメていた側に制裁を与えています。
被害者も新たな夢に向かって前を向き歩き出していました。
すごくキレイにまとまりましたが‥実社会ではこんなミラクルはない‥と思う。
自分が被害者だったら‥被害者家族だったら、許せるのか‥許していいのか‥いや、多分シャドウに頼むかもしれません。
逆の加害者家族だったら、どうするのが得策なのか‥
今回の話はとても考えさられるお話でした。
残りの話数を考えると、こういう考えさせるテーマの話はもうないのだろうか‥寂しい。
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